前節の鹿島戦はなす術も無く敗戦。
水曜日の天皇杯で久しぶりの勝利を手にした神戸は今節アウェイの横浜に乗り込みました。
相変わらずケガ人が多く、メンバーは厳しい中ですが気持ちを見せて欲しい一戦となりました。

先制点を獲得するも
神戸は前半から相手を押し込む展開を見せました。
両サイドにきっちりと散らす展開で相手を押し込みました。
決定機があったわけではありませんが、相手の陣内でプレーする時間を多くしました。
そんな中で、相手のミスで渡邊が抜け出してGKと1対1になり、冷静にニアを抜いてゴール。
久しぶりの先制点に湧いた神戸。ですが、歓喜は長く続きませんでした。
神戸は自分たちのCKで相手がクリアした後にタックルしてしまい前田が2枚目のイエローカードで退場。
この時、前半40分。残り50分を一人少ない状態で戦うことになりました。

防戦一方で粘るもラストプレーで力つきる
後半、神戸は防戦一方。
しっかりとブロックを作って守りつつ、相手のミスにつけ込んでカウンターという戦いを選択しました。
80分まで、何度もピンチを作りながら耐えました。
しかし、相手のアデミウソンにスーペルなゴールを決められて、バランスが崩れました。
勝ち点1でも良かった展開ですが、粘りきれずラストプレーで齋藤に決められてしまいました。

下を向かず、前を向いて次の戦いに備えよう
ここからは私の感情をむき出しにした事を書きます。
ご気分を悪くする可能性がありますので、気が悪きなった時点で画面を閉じて下さいね。
今日の横浜戦。みなさんはどう思われましたか?
現地で見た方、テレビで見た方、スポーツバーで見た方、結果だけ見た方、それぞれでしょう。
私の考えは『よくやった』です。
もちろん、プロは結果の世界です。勝てなかった時点でダメだとする考え方もあるでしょう。
ですが、勝負の世界は勝ちもあれば負けもあります。負けたときにどういったプレーを見せるのかが大切だと私は思っています。
選手たちは、後半の45分間、監督から与えられた使命を十分に表現したと思います。
後半の戦い方をみて、もっと前へ出てボールを保持し、攻撃もしつつ相手をいなして戦うべきだと思った方も多いと思います。
ですが、監督の指示の元、プレーした選手たちが選択したのがあの戦い方でした。
足が止まってきた時間帯でも身体を投げ出して、最後のところで跳ね返していました。徳重を最後の壁としてチーム全体として守備の壁になれていたと思います。
最後は個の力に押し通されてしまいました。中2日の戦いを2試合こなした守備陣は疲弊していたと思います。
その中で、あれだけ気持ちを見せて戦った選手たちを労うことは悪いことでしょうか。
『監督が悪い』『あの選手が悪い』という意見を目にしますが、それは今必要ですか?安易な批判に何が生まれますか?
シーズンはまだ終わっていません。目の前に戦いは続きます。
全て終わってから、建設的な意見の交換をすればいいと思います。いま批評して、サポーター同士で意見の対立を生んでも意味はないでしょう。
悲観的な見方をしても前向きになれません。他力な考え方ですが、新潟が勝利した事で神戸は有利になりました。
残り3試合、勝ち点差は5です。
来週から続くホーム2連戦を2連勝すれば残留出来ます。
目の前に戦いは待っています。
スタジアムで声を出したり飛んだりするのが嫌でも、良いプレーに拍手をする事は出来ますよね?
あなたの小さな拍手が他の人の小さな拍手と重なれば選手を後押しする声援になります。
良いプレーに拍手をし、チャレンジして失敗してしまった選手に『よくやった次もやろう!』という拍手を送る。
これだけ実行するだけで、スタジアムの雰囲気は一変するでしょう。
泣いても笑っても、この2試合で全てが決まると言って良いでしょう。
やりましょう、明日から2日は選手たちもオフです。私たちも連戦の疲れを癒しましょう。
怪我をしていた選手たちも帰ってくるかもしれません。怪我や傷を癒し、来週の土曜日に備えましょう。
絶対勝つ!みんなで勝ちましょう!