こんにちは!
移動疲れで更新が滞ってしまいましたw
現在、モスクワに滞在しています。
ヴォルゴグラードで開催されたポーランド戦は試合に敗れたものの勝負に勝った日本が決勝トーナメント進出を果たしました。
日本サッカー界にとって歴史的な一戦となった試合を現地で観戦することができたことは一生の思い出になりますし、貴重な財産になりました。
賛否両論な試合展開であったとは思いますが、その点について今日は触れたいと思います。
ヴォルゴグラードという街
ヴォルゴグラードはヴォルガ川に沿って発展している小さな地方都市です。
第二次世界大戦では「スターリングラード」と呼ばれていました。
この地はドイツ軍と旧ソビエト連邦軍が衝突した激戦地として近代史に名を刻んでいます。
そのため、ロシア人にとっても観光地として有名なようで、多くのロシア人が試合に合わせて観光に訪れていました。
スターリングラード攻防戦は多くの映画にもなっているため、詳細は省きますが、この激戦に関わる観光地が複数あります。
1つ目のシンボルが「ママエフの丘」です。

ここにはスターリングラード攻防戦で戦死した方々の名を刻んだ慰霊碑があり、鎮魂の場所となっています。
荘厳な雰囲気であり、多くのロシア人が訪れるところを見ると気が引き締まる想いとなりました。
比較して良いのか分かりませんが、広島に似た雰囲気があり、ヴォルゴグラードと広島市が友好関係にあるのも納得できます。(記念館に記念品あり)
2つ目が「スターリングラード攻防博物館」です。
ヴォルゴグラード市内、ヴォルガ川の近くに攻防戦の歴史を残す博物館があります。
博物館の中には戦争当時の武器や制服、勲章や指揮官・功労者の写真が飾られています。
また、映像を使った戦争当時の情景など、当時の激しさが伝わる演出も用意されています。
博物館自体は大きいものではありませんが、多くの人が訪れる価値があるものと言えます。

スアジアムで起きていたこと
さて。
試合に話を戻します。
現地で観戦していて感じたことは「この試合勝てるかもしれない!」でした。
試合会場の暑さは、みなさんが想像しているよりも過酷で日本の真夏に試合をするようなものですw
7月下旬に17時キックオフで試合をすれば、選手の動きが鈍くなるのも理解できるでしょう。
前半戦にあったピンチを川島のビックセーブなどで防いだ日本は、可能なら前半にいくつかあったチャンスで決めておきなかったですね。
宇佐美や武藤にいくつかチャンスがあったので、決めたかったところです。
後半に入ると、不要なファールで与えたセットプレーから失点。
取り返しにでましたが、現地サポもスマホでチェックしていたもう一方の一戦で動きがありました。
コロンビアが先制点を挙げ、日本がフェアプレーポイントで優位になったのです。
その後、ベンチは長谷部を投入しました。
ここから起きたことについては説明の必要がないでしょう。
この戦い方に賛否が起きたことは言うまでもありません。
スタジアムは大ブーイングとなりました。
周囲に座っていたサポーターからも「セネガルが同点に追いついたらどうする?」みたいな声が聞こえてきました。
ただ、だんだんとこの選択肢を信じる雰囲気になっていったことも事実です。
- コロンビア頼む!
- このビジョンにもう一方の試合を映して!
- イエローカードもらうなよ!
こんな声が聞こえる中、スマホでコロンビア戦を注視する光景は現地にいなければ体験できなかったでしょう。
結果的に、日本戦が試合終了したあと、コロンビア勝利が確定しました。
スマホで勝利速報を知ったサポーター同士で喜びの声をあげたのはいい経験ですw
決勝トーナメント進出の価値
W杯は結果が求められる大会です。
そして、決勝トーナメントに進出することは「誰がなんと言おうと価値があること」です。
この結果を勝ち取ったことは評価されるべきでしょう。
日本が抽選会で入った「ポッド4」の中で決勝トーナメントに進出した国は日本だけです。
それだけすごいことを成し遂げたことを誇りに思えない人は「本当に日本サッカーを応援しているのでしょうか?」
さて。
戦いは続きができました。
明日にはロストフへ飛び、歴史の証人となるべく応援してきたいと思います!
